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【DTM】高スペックで安いノートパソコンおすすめ9選を徹底比較

DTM(Desk Top Music)は、パソコンを使用して作曲や編曲を行う行為の総称です。

DTMには、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)というソフトウェアやMIDIという規格が含まれており、これらを活用することで作曲が可能となります。

音楽の知識がない方でも、DTMの使い方を理解すれば作曲ができる点が大きなメリットです。

引用元:イケベ楽器公式

また、「デスクトップミュージック」という名称ではありますが、ノートパソコンでも十分に作業を行うことができます。

本稿では、DTM(デスクトップミュージック)で作曲を始めたい方へ、適切なノートパソコンの選び方についてご案内いたします。

私自身、当初推奨スペックのノートパソコンを購入し、その後も買い替えを経験してきました。

その経験を基に、良かった点や悪かった点を踏まえてお話しすることで、皆様の参考にしていただければ幸いです。

DTM向けのパソコンってすっごい性能が良くて高いものの方がいいんじゃないの?

高くなくても、最低限のスペックさえあれば、十分で快適な音楽制作ができるんだよ!

DTMを行うには一定以上のスペックが必要ですが、過度に高性能なものを求める必要はありません。

そこで、本記事ではDTMに必要なスペックについても詳しく解説いたします。

特に初心者の方に向けた内容となっておりますので、ぜひお役立てください。

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商品名価格 (円)推奨ポイントCPUメモリストレージ総合評価
【Apple】 MacBook Air M2¥186,800Mac低価格帯おすすめM28GB512GB3.6/5.0
【MSI】 Modern15H Modern-15-H-C13M-4002JP¥149,800ハイスペックで圧倒的なコスパCore i9-13900H32GB1TB4.6/5.0
【マウスコンピューター】 mouse F4 F4I7I01OB3SIW1AZ¥158,600インターフェースが優れていて高性能Core i7-1260P32GB512GB3.8/5.0
【Lenovo】 LOQ 15IRX9¥125,800CubaseユーザーにおすすめCore i5-13450HX16GB512GB3.5/5.0
【Dell】 G15 ゲーミング ノートPC¥149,800グラフィックボードも欲しい人におすすめCore i7-13650HX16GB512GB4.2/5.0
【HP】 HP ゲーミングノート PC Victus 16¥155,000高性能グラボのコストパフォーマンスAMD Ryzen 5 7640HS16GB512GB4.4/5.0
【Lenovo】 IdeaPad Slim 3 Gen 8 82XM006CJP¥82,01910万円以下に抑えたい人におすすめRyzen 5 7530U16GB512GB3.0/5.0
【HP】 15s-fq5000 6F8T8PA-AAAA¥102,000シンプルで安価だが性能は〇Core i5-1235U16GB512GB3.0/5.0
【ASUS】 Vivobook 16 X1605ZA-MB429W¥99,800狭額ベゼルで集中力UPCore i5-1235U16GB512GB2.8/5.0
MIXが苦手な人におすすめ

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  1. DTM、音楽制作向けの安い『ハイスペック』ノートパソコンおすすめ3選
    1. Apple MacBook Air M2 ミッドナイト
    2. MSI Modern15H Modern-15-H-C13M-4002JP
    3. マウスコンピューター mouse F4 F4I7I01OB3SIW1AZ
  2. DTM、音楽制作向けの安い『グラフィックボード付』ノートパソコンおすすめ3選
    1. Lenovo LOQ 16IRH8 – ルナグレー
    2. Dell G15 ゲーミング ノートPC
    3. HP ゲーミングノート PC Victus 16
  3. DTM、音楽制作向けの安い『最低限コスパ』ノートパソコンおすすめ3選
    1. Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8
    2. HP 15s-fq5000 6F8T8PA-AAAA
    3. ASUS Vivobook 16 X1605ZA-MB429W
  4. 初めての【DTM】音楽制作向けノートパソコンの選び方
    1. MacとWindowsどちらがおすすめか?
      1. Macのメリット
      2. Windowsのメリット
      3. Macのデメリット
      4. Windowsのデメリット
      5. 結論
    2. ノートパソコンの選び方の基準
      1. スペックの目安はミドルからハイエンド
      2. ストレージ容量は1TB以上がおすすめ
      3. CPUはCore i5やRyzen 5以上が理想
      4. メモリは8GB以上16GBが理想
      5. グラフィックボードはいるのか
    3. ノートパソコンの中古品は?
    4. 💻 DTMのノートパソコン、レンタルやサブスクという選択肢はあるの?
    5. DTM・音楽制作向けノートパソコンのおすすめメーカー3選
      1. マウスコンピューター
      2. MSI
      3. Apple
  5. 初めてのDTMノートパソコンよくある質問
  6. 私のDTMで使っている格安ノートパソコン(Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8)のレビュー
    1. 良かった点
    2. 注意点
    3. 総評
  7. まとめ

DTM、音楽制作向けの安い『ハイスペック』ノートパソコンおすすめ3選

Apple MacBook Air M2 ミッドナイト

Apple MacBook Air Liquid Retinaディスプレイ 13.6インチ MLY43J/A M2チップ 8コア SSD 512GB MLY43JA ミッドナイト【送料無料】【KK9N0D18P】
  • 性能の高さ   4.0
  • 機能性の高さ  3.0
  • バッテリー持ち 4.0
CPUメモリストレージ
M2チップ8GB512GB
安定のMacbook

Appleの「M2 MacBook Air」は、初心者の方に特におすすめできる製品です。
このモデルは高性能なM2チップを搭載しており、現行モデルの中では比較的手頃な価格で提供されています。
省電力性と高性能を兼ね備えており、DTMだけでなく、動画編集もスムーズに行うことができます。
さらに、Proモデルと比較しても価格が抑えられているため、初めてのMacBookをお求めの方に最適な選択肢となります。
ですが、購入の際はメモリを16GBにすることをおすすめ致します。

MSI Modern15H Modern-15-H-C13M-4002JP

  • 性能の高さ   5.0
  • 機能性の高さ  5.0
  • バッテリー持ち 4.0
CPUメモリストレージ
Core i9-13900H32GB1TB
圧倒的なコストパフォーマンスを誇る

MSIの「Modern15H」は、15万円以下で高性能を求める方に最適です。
このモデルには、最上位クラスのCore i9プロセッサが搭載されており、メモリは32GB、そして大容量の1TB SSDを備えています。
DTMに取り組む際にも隙のない仕様となっています。
さらに、ハイスペックであるだけでなく、薄型かつ軽量なデザインも本製品の魅力の一つです。
厚さは19.9mm、重量はわずか1.1kgと非常に軽量であり、持ち運びを重視される方にも適したモデルです。

マウスコンピューター mouse F4 F4I7I01OB3SIW1AZ

  • 性能の高さ   4.0
  • 機能性の高さ  4.0
  • バッテリー持ち 3.0
CPUメモリストレージ
Core i7-1260P32GB512GB
インターフェースがかなり優れている

マウスコンピューターの「F4I7I01OB3SIW1AZ」は、価格に対してスペックが非常に優れている高コストパフォーマンスモデルです。
このモデルは、メモリ32GBの大容量を備え、CPUにはCore i7-1260Pを搭載したハイスペックマシンです。
さらに、USB端子の数が多く、さまざまなDTM機器を接続することができる点も大きなメリットです。
これにより、多様な機器を使用するユーザーにも最適な選択肢となります。

DTM、音楽制作向けの安い『グラフィックボード付』ノートパソコンおすすめ3選

Lenovo LOQ 16IRH8 – ルナグレー

  • 性能の高さ   3.0
  • 機能性の高さ  5.0
  • バッテリー持ち 3.0
CPUメモリストレージ
Core i5-13450HX16GB512GB
Cubaseユーザーにおすすめ

Lenovoのゲーミングノートパソコンは、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを搭載しており、重めのゲームや動画編集などの高負荷な作業も快適に行えます。
色域カバー率がsRGB 100%であり、色再現性が非常に高いため、クリエイティブな用途にも適しています。
WebカメラはフルHDの高画質であり、プライバシーシャッターも装備されているため、Webミーティングなどにも非常に便利です。
ディスプレイは180°回転する仕様となっており、対面での画面共有も迅速に行うことができます。

Dell G15 ゲーミング ノートPC

  • 性能の高さ   4.0
  • 機能性の高さ  5.0
  • バッテリー持ち 3.0
CPUメモリストレージ
Core i7-13650HX16GB512GB
グラフィックボードも欲しい人におすすめ

Dellの15インチゲーミングノートパソコンは、「Microsoft Office Personal 2021」付きのモデルです。
このため、「PowerPoint」は含まれていませんが、WordやExcelなどのソフトウェアをすぐに使用することができます。このモデルは、非常に高性能なインテル Core i7-13650HXプロセッサ、16GBのメモリ、およびNVIDIA GeForce RTX 3050 6GB Laptop GPUを搭載しており、重めのゲームや動画編集などの高負荷なソフトウェアも快適に作業することが可能です。

HP ゲーミングノート PC Victus 16

  • 性能の高さ   5.0
  • 機能性の高さ  4.0
  • バッテリー持ち 4.0
CPUメモリストレージ
AMD Ryzen 5 7640HS16GB512GB
高性能グラボのコストパフォーマンス

HPの16.1インチ、フルHDゲーミングノートパソコンは、非常に高性能な仕様を備えています。
GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPUを採用しており、重めのゲームや動画編集などの高負荷なソフトウェアも快適に作業することが可能です。
また、リフレッシュレートは144Hzと高めで、スムーズな映像を楽しむことができます。
さらに、WebカメラはフルHDの高画質で、プライバシーシャッターも付いており、Webミーティングなどにも最適です。
重さは約2.3kgと、同程度の性能を持つ他のPCと比較して軽量であるため、持ち運びにも便利です。

DTM、音楽制作向けの安い『最低限コスパ』ノートパソコンおすすめ3選

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8

  • 性能の高さ   3.0
  • 機能性の高さ  3.0
  • バッテリー持ち 3.0
CPUメモリストレージ
Ryzen 5 7530U16GB512GB
10万円以下に抑えたい人におすすめ

LenovoのIdeaPad Slim 3 Gen 8は、コストパフォーマンスを重視したノートパソコンであり、CPUにはRyzen 5 7530Uを採用しています。
価格が10万円以下でありながら、メモリは16GB、SSDは512GBを搭載しており、DTMも問題なくこなせる性能を持っています。
価格の高いモデルを必要としないものの、DTMに興味がある方に特におすすめです。
日常的な使用にも適しており、動画鑑賞やWebブラウジングも快適に行うことができます。

HP 15s-fq5000 6F8T8PA-AAAA

  • 性能の高さ   3.0
  • 機能性の高さ  3.0
  • バッテリー持ち 3.0
CPUメモリストレージ
Core i5-1235U16GB512GB
シンプルで安価だが性能は〇

HPの「15s-fq5000」は、Core i5プロセッサ、メモリ16GB、およびSSD 512GBを搭載したノートパソコンです。
DTMでの音楽制作にも十分なスペックを持ち合わせています。
さらに、15.6インチの大画面を特徴としており、作業領域を広く確保することができ、複数の作業を効率的に行うことが可能です。

ASUS Vivobook 16 X1605ZA-MB429W

  • 性能の高さ   3.0
  • 機能性の高さ  3.0
  • バッテリー持ち 2.0
CPUメモリストレージ
Core i5-1235U16GB512GB
狭額ベゼルで集中力アップ

ASUS Vivobook 16は、スタイリッシュなデザインが印象的なノートパソコンであり、狭額ベゼルデザインを採用しているため、没入感の高い画面を提供します。
16インチの大画面により、DTM作業にも集中しやすい環境を提供します。
さらに、このモデルはディスプレイが180°まで開く設計となっており、ユーザーが見やすい角度に調節できるため、場所や姿勢を問わずに快適に使用することが可能です。
スペックとしては、DTMを行うのに十分な性能を有しています。

初めての【DTM】音楽制作向けノートパソコンの選び方

MacとWindowsどちらがおすすめか?

haru
haru

DTMのためにノートパソコンを購入する場合、特にこだわりがなければ正直どちらでも大丈夫ですが、個人的にはスペックと予算重視のWindowsをおすすめします!

DTMを始める際、どちらのプラットフォームを選ぶかは、個々のニーズや予算に大きく依存します。

それぞれの特長を理解することが重要です。

Macのメリット

  • 高性能な処理能力: Macは音楽制作に必要なパフォーマンスを十分に発揮し、スムーズな作業を可能にします。
  • Apple製品との連携: iPhoneやiPadなど、他のApple製品との連携がスムーズで、作業効率を高めることができます。
  • Mac専用ソフトウェアを利用したい:Magic Pro、Logic Pro、Garageband、I MOVEのようなMac専用高品質ソフトウェアを利用できる。
  • 高品質なオーディオインターフェースを搭載:クリアな音質でイヤホンやヘッドホンを楽しむことができ、音楽や映画、ゲームの音響を豊かに体験できるため、リスニングの楽しみが広がります。さらに、さまざまなオーディオフォーマットに対応しており、プロフェッショナルな音響制作にも適しています。

Windowsのメリット

  • カスタマイズ性: Windowsは、自分のニーズに応じてパーツの交換やアップグレードが可能で、柔軟な対応ができます。対応している周辺機器やソフトウェアの数がMacと比較して圧倒的に多いです。
  • コストパフォーマンス: 同じスペックであれば、Macよりも安価に済むケースが多く、予算を抑えたい方に適しています。
  • 多様なDTMソフトの選択肢: 幅広いDTMソフトに対応しており、初心者向けのものも豊富に揃っています。
  • 汎用性が高い:Windowsパソコンは仕事やゲーム用としても活躍の可能性があり、汎用性の高さが魅力です。

Macのデメリット

  • 高価格: Macは一般的に高価で、同スペックのWindows機と比較するとコストがかかります。
  • カスタマイズの難しさ: ハードウェアのカスタマイズが難しく、アップグレードが限られるため、自分好の環境を構築しにくいです。
  • 特定のソフトウェアの制限: 一部のDTMソフトやプラグインがMacに対応していない場合があり、選択肢が制約されることがあります。

Windowsのデメリット

  • 互換性の問題: 多様なハードウェアやソフトウェアが存在するため、互換性の問題が発生することがあります。特にドライバーの設定に手間がかかることがあります。
  • ウイルスやマルウェアのリスク: Windowsは一般的にセキュリティリスクが高く、ウイルスやマルウェアに狙われやすいです。
  • ユーザーインターフェースのばらつき: ソフトウェアによってユーザーインターフェースが異なるため、使い勝手が一貫しないことがあります。

結論

音楽制作において、Macはハイスペックで洗練されたデザインを求める方や、Apple製品との連携を重視する方、予算に余裕のあるにおすすめです。

一方で、Windowsは予算を抑えたい方やカスタマイズを重視し、さまざまなDTMソフトを利用したい方に理想的です。

DTMを始めるにあたっては、自分の制作の目的や予算を明確にし、それぞれのプラットフォームのメリットとデメリットを比較することが重要です。

これにより、より自分に適した環境を選ぶことができるでしょう。

ノートパソコンの選び方の基準

DAWのスペック基準別較表

項目CUBASE 13Studio OneLive 12FL StudioLogic Pro
OSWindows 11 Version 22H2 (以降), Windows 10 Version 22H2 (以降)Windows® 10以降(64-bit)Windows 10 (バージョン22H2)またはWindows 11 (バージョン22H2以降)Windows 10(64ビット)、Windows 11Windows非対応
CPUIntel® Core™ i5 (第4世代) / AMD Ryzen™Intel Core i3またはAMD® A10プロセッサー以上第5世代インテル® Core™ i5プロセッサーまたはAMD RyzenプロセッサーIntel もしくは AMD をサポートします。ARM ベースのCPUとの互換性はありません。Windows非対応
メモリ8 GB4GB RAM(8GB以上推奨)8GB RAM4GB 以上のRAMWindows非対応
グラフィックボードAMD R, RX シリーズ以降, NVIDIA Series 700 以降指定なし指定なし指定なしWindows非対応
ストレージ75GB以上40GB以上76 GB以上4GB以上Windows非対応
ディスプレイ解像度1440×900以上1366×768以上1366×768以上XGA 以上の解像度のディスプレイ(SXGA 以上を推奨)Windows非対応

スペックの目安はミドルからハイエンド

DTM用途でノートパソコンを選ぶ際は、ミドルスペックからハイスペックのものを選ぶことを推奨します。

3~4万円で販売されているエントリーモデルでは、ソフトが動かないリスクがあります。

仮に動作したとしても、スムーズな音楽制作ができない可能性が高いです。

少なくとも10万円前後のPCを選ぶことで、DTM作業をスムーズに行うことができます。

ストレージ容量は1TB以上がおすすめ

DTMでは大量のストレージを消費します。

DAWをはじめとするソフトウェアや音源、さまざまなプラグイン、楽曲データなど、いずれもデータ量が大きいです。

趣味レベルで行う場合は500GB程度のストレージでも十分ですが、本格的に取り組むなら1TB以上のストレージを推奨します。

ストレージ容量が増えると価格も上がりますが、ストレージの残量を気にせず作業を行いたい方には適しています。

CPUはCore i5やRyzen 5以上が理想

DTM用のノートパソコンを選ぶ際は、最低でもCore i5かRyzen 5以上を選びましょう。

これらのCPUはコア数が多く、複雑な作業でもスムーズに行うことができます。

価格と性能のバランスが良いCore i5かRyzen 5は初心者にとって理想的です。

ちなみに、MacBookならM1チップ以上のCPUを選べば問題なく作業が行えます。

高い性能を求める場合はCore i7やRyzen 7もおすすめですが、価格が高くなる点に注意が必要です。

メモリは8GB以上16GBが理想

Cubase ProやLogic Pro XなどのメジャーなDAWは8GB以上のメモリを推奨していますが、可能であれば16GB以上を選びましょう。

メモリは複数の作業を並列して行う際に重要で、多ければ多いほど処理が楽になります。

メモリ容量が増えると本体価格も上がるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。

グラフィックボードはいるのか

グラフィックボード(別名GPU:Graphics Processing Unit)は、視覚的な計算を行うための専門的なパーツです。

DTMの人気ソフトであるCubase 12以前のバージョンでは、CPU内蔵グラフィックスでも問題ありませんでしたが、Cubase 13ではユーザーインターフェースが進化し、グラフィックボードを搭載したモデルが推奨されています。

更に、動画編集や高スペックついでにゲームをしたい方にもグラフィックボードが内臓されているモデルは有用です。

グラフィックボードの性能は作業効率に大きく影響するため、性能とコストのバランスが取れた以下のモデルを選ぶことをお勧めします。

  • NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
  • NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop
  • NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop
  • NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU
  • NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
  • NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU

なお、Cubase以外のDTMソフトウェアについては、CPU内蔵グラフィックスでも問題なく使用することができます。

ノートパソコンの中古品は?

DTM・作曲用ノートパソコンを購入する際、中古品はおすすめできません。

なるべく安く購入したいと考える方の中には、中古ノートパソコンを検討される方も多いかと思います。

しかしながら、中古ノートパソコンには以下のようなデメリットがあります。

  1. 古い世代のCPUが使われている可能性がある
  2. すぐに故障する可能性がある
  3. バッテリーが劣化している可能性がある
  4. メーカー保証を受けられない場合が多い

これらのデメリットを抱えたまま作業を行うのは、非常に不安です。

僕も昔、中古のノートパソコンを購入し、わずか3年で買い替えを余儀なくされたよ…後悔の記憶です。

せっかく安く購入したと思っても、すぐに使えなくなり買い替えが必要になるようでは本末転倒です。

したがって、DTM・作曲用ノートパソコンに限らず、パソコンは新品を購入することを強くおすすめします。

💻 DTMのノートパソコン、レンタルやサブスクという選択肢はあるの?

引用元:パソコン工房

DTM(デスクトップミュージック)用の高性能なノートパソコンを短期的にレンタルしたり、サブスクリプション(定額制)で利用したりする選択肢は十分に存在します。

特に、DTM用のパソコンは、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトの動作や多数のVSTプラグイン処理のために、高性能なCPU、大容量RAM(16GB以上推奨)、そして高速なSSDが求められます。このような高スペック機は新品で購入すると高額になりがちです。

レンタルやサブスクリプションが有効なケースとしては、以下の点が挙げられます。

  1. お試し利用: 購入前に特定の機種(例:MacBook Proや高性能なWindows機)が自分のDTM環境や制作スタイルに合うかを試したい場合。
  2. 短期プロジェクト: 特定の期間だけ高負荷な作業(例:大規模なオーケストラ曲の制作、動画との連携)を行う必要がある場合。
  3. 初期費用の抑制: 初期投資を抑えつつ、すぐに最新の高性能機材で制作を始めたい場合。

大手家電量販店や専門のIT機器レンタル会社では、MacやWindowsの高性能ノートPCを月額制でレンタルするサービスを提供しています。また、最近ではDTM専用機としてカスタマイズされたモデルをサブスクリプションで提供するサービスも登場し始めています。

ただし、レンタルやサブスクを利用する際は、返却時のルール、月額料金総額が新品購入価格を上回らないか、そしてDTMソフトのインストールやライセンス認証が自由にできるかを事前に確認することが重要です。長期利用を検討する場合は、最終的に購入した方がコストパフォーマンスが高い場合もあるため、利用期間に合わせて慎重に検討しましょう。

DTMに絶対に必要なプラグインが全部入りのサブスクもあります!

DTM・音楽制作向けノートパソコンのおすすめメーカー3選

マウスコンピューター

引用元:マウスコンピューター公式サイト

日本のBTOメーカーである「マウスコンピューター」は、ゲーミングPCのG-Tuneのイメージが強いですが、クリエイター向けにDIVEというシリーズも手がけています。

音楽や映像制作に取り組みやすいスペックのものが揃っているため、DTM用にノートパソコンが欲しい方におすすめです。

MSI

引用元:MSI公式サイト

ゲーミング機器を数多く手がけている「MSI」は、クリエイター向けのノートパソコンも販売しています。

高性能ながら価格が抑えめでコスパが高い製品も多くあります。性能を重視しつつ予算を抑えたい方におすすめです。

Apple

MacでおなじみのApple。

定番のMacBookシリーズは、DTMでの音楽制作にも適しています。

特にM1チップ以降のCPUを搭載したモデルがおすすめです。

コスパ重視ならMacBook Airを、スペック重視ならMacBook Proを選びましょう。

初めてのDTMノートパソコンよくある質問

Q
DTMに必要な最低限のスペックは何ですか?
A

DTMを始める際には、最低限のスペックとしてクアッドコアプロセッサが必要です。これは、複数のトラックやエフェクトを同時に処理するために重要です。加えて、8GBのRAMが推奨されますが、これは音源やプラグインを快適に動作させるために必要なメモリ量です。そして、SSDストレージは、データの読み書き速度が非常に速いため、256GB以上の容量を持つものを選ぶことが理想的です。これにより、DAWの起動やサンプル音源の読み込みがスムーズになります。

Q
どのノートパソコンがDTMに最適ですか?
A

DTMに最適なノートパソコンは、高性能なCPUと十分なRAMを搭載したモデルです。特に、最新のIntel Core i5またはi7、あるいはAMDのRyzen 5または7シリーズを搭載した機種が理想的です。これらのプロセッサは、高速な処理能力を持ち、複雑な音楽制作やエフェクト処理を行う際に非常に効果的です。また、グラフィック性能も考慮することが重要で、特に映像と音楽を同時に扱う場合には、専用のGPUがあるとさらに良いでしょう。

Q
予算を抑えつつ高スペックなノートパソコンはどれですか?
A

予算を抑えつつも高スペックなノートパソコンを探している場合、コストパフォーマンスが優れたモデルとして、特にDellやASUSのゲーミングノートパソコンが候補に挙げられます。これらのメーカーは、性能と価格のバランスが良く、音楽制作に必要なスペックを満たすモデルが多く存在します。特に、ゲーミング用に設計されたノートパソコンは、パフォーマンスが高く、マルチタスクに強いため、DTMにも適しています。

Q
ノートパソコンのSSDはどの程度重要ですか?
A

SSD(ソリッドステートドライブ)は、データの読み書き速度が非常に速いため、DTMには欠かせない要素です。具体的には、DAWやサンプル音源を迅速に読み込むことが可能になり、作業の効率が大幅に向上します。また、SSDはハードディスクドライブ(HDD)に比べて耐久性が高く、移動が多いノートパソコンにおいては特に利点があります。さらに、SSDを搭載したノートパソコンは、全体的なシステムのレスポンスも向上します。

Q
DTMにおいてRAMはどのくらい必要ですか?
A

RAMはDTMにおいて非常に重要な要素で、8GB以上が推奨されます。これは、基本的な音楽制作や少数のトラックであれば十分ですが、より多くのトラックやプラグインを使用する場合には16GB以上が理想的です。特に、オーケストラ音源やサンプルを多用する場合、RAMが不足するとパフォーマンスが低下し、音切れや遅延が発生する可能性があります。したがって、音楽制作を快適に行うためには、将来的な拡張性も考慮してRAMの容量を選ぶことが重要です。

Q
WindowsとMacのどちらがDTMに向いていますか?
A

DTMにおいてWindowsとMacのどちらが向いているかは、ユーザーの好みによります。Windowsはコストパフォーマンスに優れ、同様のスペックのノートパソコンでも比較的安価で手に入ることが多いです。また、多くのDTMソフトウェアがWindowsに対応しているため、選択肢が豊富です。一方、Macは直感的なユーザーインターフェースやApple製品との連携が強みで、特に音楽制作に特化したソフトウェアとの相性が良いです。どちらが自分に合っているかは、実際に使用してみることをお勧めします。

Q
DTM用ノートパソコンを選ぶ際のポイントは?
A

DTM用ノートパソコンを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、CPU性能を確認しましょう。高性能なプロセッサは、音楽制作において不可欠です。次に、RAM容量も重要です。8GB以上が理想的ですが、より多くのトラックを扱う場合は16GB以上を考慮します。また、ストレージの種類も重要で、SSDを選ぶことでデータの読み書きが速くなり、作業効率が向上します。さらに、USBポートやThunderboltポートの有無も確認しておきましょう。外部機器との接続がスムーズに行えることが、制作活動を快適にします。

Q
ノートパソコンの冷却性能はどれくらい重要ですか?
A

DTMではCPUに高い負荷がかかるため、冷却性能は非常に重要です。冷却が不十分だと、パフォーマンスが低下し、システムがクラッシュするリスクもあります。そのため、冷却設計が優れたノートパソコンを選ぶことが理想的です。特に、長時間の制作作業を行う場合は、熱がこもらない設計のモデルを選ぶと良いでしょう。

Q
ノートパソコンのバッテリー持ちはDTMに影響しますか?
A

はい、ノートパソコンのバッテリー持ちはDTMにおいて非常に影響があります。音楽制作はCPUやGPUに負荷をかけるため、バッテリーの消耗が早くなります。長時間の作業を行う場合、バッテリー持ちが良いモデルを選ぶことが重要です。また、AC電源がない環境で作業する可能性がある場合は、バッテリー性能を重視しましょう。

Q
おすすめのDTMソフトは何ですか?
A

初心者向けのDTMソフトとしては、Ableton LiveやFL Studioが人気です。これらは直感的な操作が可能で、多くの機能を備えています。特にAbleton Liveはライブパフォーマンスにも強く、FL Studioは豊富なサンプルとエフェクトが魅力です。また、Logic Pro X(Mac専用)やCubaseもプロフェッショナルな環境で広く使用されているため、将来的なスキルアップを考えると良い選択肢です。

私のDTMで使っている格安ノートパソコン(Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8)のレビュー

haru
haru

私がDTMをサブで使用しているノートパソコン、Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8についての使用感をお伝えいたします。
これから購入しようと考えている方の参考になればなと思います!

良かった点

まず、起動に関してですが、特に問題を感じることはなく、PCの立ち上がりは非常にスムーズです。

電源を入れてから数秒で使用可能な状態になるため、急いでいる時でもストレスなく作業を開始できます。

また、画面サイズは16インチと広く、視認性が高いため、複数のトラックを同時に表示しながら作業することができ、非常に快適です。

特に、視覚的な情報が多い音楽制作においては、大きな画面があることで細かい部分までしっかりと確認できるのが大きな利点です。

さらに、バッテリーの持ちも良好で、長時間の制作作業にも対応できる点が魅力的です。

外出先での制作作業や、スタジオでのセッション中に電源が切れてしまう心配が少なく、安心して使用でき、創作活動に集中できる環境が整っています。

注意点

使用しているDAWはStudio Oneですが、起動時間はメインのMacに比べると若干長い印象があります。

また、Macはオーディオインターフェースが入っていてイヤホンマイクですら録音が可能ですが、これはオーディオインターフェースが無ければ録音ができません。

更に、IzotopeやUjamといった重いプラグインを使用すると、立ち上がりたまに処理落ちが発生することがあるため、注意が必要です。

このような場合、気になる方にはCPUをもう一ランク上げることをお勧めいたします。

総評

注意点はあるものの、楽曲は問題なく制作できますしストレスという程ではありません。

総じてLenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8は、コストパフォーマンスに優れた良い選択肢であると感じています。

価格に対しての性能が高く、DTMを始めたばかりの方にも適したモデルだと思います。

初心者でも扱いやすく、必要な機能が揃っているため、音楽制作の第一歩を踏み出すには最適なノートパソコンです。

まとめ

筆者のおすすめ

必要最低限のスペックに、Cubaseユーザーの多い日本人にとってグラフィックボードが付いています。
安価に抑えつつ、ディスプレイも16インチと大きく、Corei5でも13420Hは優秀で、初めてDTMをやる方には持って来いの内容。
音楽制作をするからにはYouTubeにアップする人も多いと思うので、動画編集ソフトもサクサク動くのは嬉しい内容だと思います。

商品名をクリックすると詳細に飛びます!
商品名価格 (円)推奨ポイントCPUメモリストレージ総合評価
【Apple】 MacBook Air M2¥186,800Mac低価格帯おすすめM28GB512GB3.6/5.0
【MSI】 Modern15H Modern-15-H-C13M-4002JP¥149,800ハイスペックで圧倒的なコスパCore i9-13900H32GB1TB4.6/5.0
【マウスコンピューター】 mouse F4 F4I7I01OB3SIW1AZ¥158,600インターフェースが優れていて高性能Core i7-1260P32GB512GB3.8/5.0
【Lenovo】 LOQ 15IRX9¥125,800CubaseユーザーにおすすめCore i5-13450HX16GB512GB3.5/5.0
【Dell】 G15 ゲーミング ノートPC¥149,800グラフィックボードも欲しい人におすすめCore i7-13650HX16GB512GB4.2/5.0
【HP】 ゲーミングノート PC Victus 16¥155,000高性能グラボのコストパフォーマンスAMD Ryzen 5 7640HS16GB512GB4.4/5.0
【Lenovo】 IdeaPad Slim 3 Gen 8 82XM006CJP¥82,01910万円以下に抑えたい人におすすめRyzen 5 7530U16GB512GB3.0/5.0
【HP】 15s-fq5000 6F8T8PA-AAAA¥102,000シンプルで安価だが性能は〇Core i5-1235U16GB512GB3.0/5.0
【ASUS】 Vivobook 16 X1605ZA-MB429W¥99,800狭額ベゼルで集中力UPCore i5-1235U16GB512GB2.8/5.0

今回の記事では、音楽制作およびDTMに必要なスペックと、それに適したノートパソコンについてご紹介いたしました。

音楽制作やDTMは比較的高いスペックを要求するため、予算と相談しながら、必要な性能を十分に備えたノートパソコンを選ぶことをお勧めいたします。

本記事が、皆様に最適な音楽制作・DTM用ノートパソコンを見つける一助となれば幸いです。

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